よくあるご質問

ファイナンシャルプランナーへのよくある質問は、
人生においてのトラブルや悩みを抱える方や、
ライフイベントに詳しくなりたい方に役立つ情報を提供します。
ライフイベント毎に起こる問題や必要なお金などの悩みで困っている、
どう対処したらいいかわからない、 という方はこのコーナーで基本的な知識・ポイントをチェックしましょう!


自己負担費用を賄うための備えが重要

 

ガンになった場合の入院費用は、治療のあり方や入院期間によって異なりますし、個室を利用した場合の差額ベッド代などによっても変わってきます。い ずれにしても相応に多額の費用がかかるようです。

 

事例1◆胃ガンで36日間入院  Aさん(男性・35歳)の場合

Aさんは、会社の健康診断で胃ガンの疑いがあると言われました。そして総合病院を紹介され、胃カメラや腹部造影CT等の検査をしたところ、胃ガンと 診断されました。他への転移はないもののガンが広範にわたっていたため胃の全摘手術を受けることになりました。手術を受けた後は、化学療法(抗ガン剤点 滴)を行って、36日間で退院できました。手術直後5日間はICU(集中治療室)に入院しましたが、その後も静かな環境を望んで、15日間は個室に入りま した。

1. かかった医療費(自己負担だけではなく医療費の総額)


  初診料 2,730円   指導管理料 18,250円   投薬料 53,670円
  注射料 158,120円   処置料 9,230円   手術・麻酔料 1,077,000円
  検査料 70,670円   画像診断料 88,220円   入院料  1,002,910円
   
              小計 2,480,800円
  入院時食事代           63,792円
   
              合計 2,544,592円

(平成20年4月現在の診療報酬点数による)


2. 医療費の自己負担額


  ●入院月(25日間)…2,149,770円×3割=644,930円(10円未満四捨五入)
  ●翌 月(11日間)… 331,030円×3割= 99,310円(10円未満四捨五入)
  2カ月とも健康保険の高額療養費扱いとなるため、自己負担額は、
  入院月…80,100円+(2,149,770円-267,000円)×1%=98,928円(1円未満四捨五入)
  翌 月…80,100円+(331,030円-267,000円)×1%=80,740円(1円未満四捨五入)
   
    計  179,668円   となります。
  ※入院月、翌月とも、それぞれ自己負担限度額の98,928円と80,740円を超える546,002円(入院月)、18,570円(翌月)が支給されます。

  ●入院時食事代の自己負担額 …260円×87食=22,620円(入院中は食事なしのときがあった)
 
医療費の自己負担額合計 179,668円+22,620円=202,288円

3. その他の自己負担額


  ●差額ベッド代 10,000円×15日 =150,000円  
  ●見舞時の家族の交通費・食費 = 47,500円  
  ●その他諸雑費(衣類、快気祝いなど) =100,000円  
   
  その他の自己負担額の合計    297,500円  

Aさんの自己負担額合計


  2. 医療費の自己負担額 =202,288円  
  3. その他の自己負担額 = 297,500円  
   
  合計    499,788円  

<高所得者(月収53万円以上の人)の場合>

 

 高所得者の場合は入院月は高額療養費扱いとなり、自己負担限度額は入院月
…150,000円+(2,149,770円-500,000円)×1%=166,498円となります。
医療費の自己負担合計額は、翌月の医療費と入院時の食事代の自己負担額をプラスして、
166,498円+99,310円+22,620円=288,428円となります。


事例2◆乳ガンで30日間入院  Bさん(女性・43歳)の場合

Bさんは、新聞で乳ガンの記事を読み、自分で触ってみたところ、左胸にある硬いシコリに気づきました。心配になってかかりつけの医師に相談したとこ ろ、専門医のいる総合病院を紹介されてマンモグラフィ検査などを受けた結果、乳ガンと診断され、入院することになりました。入院後のCT、腫瘍マーカ等の 検査の結果、早期でガンの転移がないことから、全切除ではなく部分切除で済みました。ただし、乳ガンは放射線治療など、手術後の予防治療がかかせません。 管理の受けやすさを考慮して、Bさんは22日間、希望して個室に入りました。幸い30日間で退院することができ、現在は、抗ガン剤の内服治療を行いながら 外来通院中です。

1. かかった医療費(自己負担だけではなく医療費の総額)


  初診料 2,730円   指導管理料 60,990円   投薬料 19,280円
  注射料 77,670円   処置料 16,480円   手術・麻酔料 367,090円
  検査料 82,630円   画像診断料 66,380円   入院料  559,660円
  放射線治療料 266,600円            
   
            小計 1,519,510円
  入院時食事代           54,570円
   
              合計 1,574,080円

(平成20年4月現在の診療報酬点数による)


2. 医療費の自己負担額


  ●入院月(30日間)…1,519,510円×3割=455,850円(10円未満四捨五入)
ただし、健康保険の高額療養費扱いとなるため、自己負担額は、
80,100円+(1,519,100円-267,000円)×1%=92,625円(1円未満四捨五入)となります。
     ※自己負担限度額の92,625円を超える363,225円が支給されます。
   
  ●入院時食事代の自己負担額 …260円×83食=21,580円(入院中は食事なしのときがあった)
   
  医療費の自己負担額合計 92,625円+21,580円=114,205円

3. その他の自己負担額


  ●差額ベッド代 7,000円×22日 =154,000円  
  ●見舞時の家族の交通費・食費 = 40,000円  
  ●その他諸雑費(衣類、快気祝いなど) = 72,000円  
   
  その他の自己負担額の合計     266,000円  

Bさんの自己負担額合計


  2. 医療費の自己負担額 =114,205円  
  3. その他の自己負担額 = 266,000円  
   
  合計    380,205円  

<高所得者(月収53万円以上の人)の場合>

 

 高所得者の場合も高額療養費扱いとなり、自己負担限度額は入院月
…150,000円+(1,519,510円-500,000円)×1%=160,195円となります。
医療費の自己負担合計額は、入院時の食事代の自己負担額をプラスして、
160,195円+21,580円=181,775円となります。

 

 

 

 


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